有馬温泉

(ありまおんせん)
有馬温泉

日本三名泉の1つである「有馬温泉」は、日本最古の温泉とも言われており、豊臣秀吉が愛し、何度も訪れた、入湯したことで有名です。

 

六甲の自然に囲まれた温泉街は、狭い坂道が入り組み風情たっぷりの「関西の奥座敷」としても知られています。

 

「日本書紀」にも記載が残る古湯で、洪水、大火、震災と何度も危機を乗り越え、現在では、近代的な大きなホテルや企業の保養所が乱立した一大保養地となっているが、今もなお、温泉街の中心部には、趣を残した木造の温泉旅館やみやげ物屋が軒を連ねており、趣を感じられる場所になっています。

 

また、有馬温泉は療養泉として指定されている9つの主成分のうち、7つもの成分が混合している世界的にも珍しい温泉であり、赤茶色の「金泉」と無色透明の「銀泉」が湧き出ており、それぞれ異なる泉質を楽しむことができます。

[  所在地  ]
兵庫県神戸市北区有馬町
[  電車、バスでのアクセス  ]
神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩15分
六甲有馬ロープウェイ 有馬温泉駅から徒歩10分
[  車でのアクセス  ]
中国自動車道・山陽自動車道 西宮北ICから約15分
阪神高速7号線 西宮山口南ICから約5分
  • おすすめのシーズン

    有馬温泉-おすすめのシーズン
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    有馬温泉-おすすめのシーズン
    有馬温泉-おすすめのシーズン

    有馬温泉と言えば、秋の紅葉シーズンがおすすめです。

     

    例年は10月下旬~11月中旬が見ごろとなり、幾重にも重なる紅葉のアーチが見れる「瑞宝寺公園」は関西の有数の紅葉スポットとして知られています。

     

    秀吉が「いくら見ていても飽きない」と褒めたことから、瑞宝寺には「日暮しの庭」と呼ばれた庭があり、今は廃寺となってしまっていますが、その跡地に整備されたのが瑞宝寺公園です。

     

    有馬温泉の紅葉は壮観で、歩いているだけで楽しめます。

    金の湯

    有馬温泉1
    有馬温泉-金の湯
    有馬温泉-金の湯
    有馬温泉-金の湯
    有馬温泉-金の湯

    有明泉源から引く「金泉」の湯を日帰りで利用できる公共の外湯が『金の湯』です。

     

    日本三古湯の1つに数えられる名湯で、鉄分を含み塩分も多いため空気に触れると茶褐色に変わる性質を持っています。

     

    含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉の金泉は体を芯から温め殺菌力が強いことで有名です。

     

    そのため、湯上りあともしばらくの間ポカポカと温かい状態が持続します。

    銀の湯

    有馬温泉-銀の湯
    有馬温泉-銀の湯
    有馬温泉-銀の湯

    日帰りで利用できる公共の外湯が『銀の湯』で無色透明の銀泉が湧きます。

     

    炭酸泉とラジウム泉が混ざった無色透明な「銀泉」を使用しており、お肌がつるつるになると評判です。

     

    和の情緒漂う建物内は、天井が高く明るいきれいな雰囲気です。

     

    蒸気式サウナやうたせ湯なども設置されており、温泉寺や念仏寺などからも近いため、参拝の帰りに入浴して帰るという方も少なくありません。

    湯本坂

    有馬温泉-湯本坂
    有馬温泉-湯本坂
    有馬温泉-湯本坂
    有馬温泉-湯本坂
    有馬温泉-湯本坂

    有馬温泉でも随一の賑わいを見せるのが「有馬本街道」であり、通称「湯本坂」の名でも親しまれています。

     

    日本最古の温泉だけあって、繁華街は歴史情緒あふれるレトロな風景が広がっています。

     

    メインストリートとなる有馬本街道「湯本坂」には、昔ながらの木造の建物が建ち並び、お土産屋や飲食店などが軒を連ねます。

     

    その他にも古いお寺や神社、老舗旅館などが多く、浴衣を着て散策するににぴったりな距離内に見どころがたくさんあります。

     

    300mに及ぶ細い坂道沿いには昔ながらの木造建築が立ち並び、伝統工芸や名産品のお土産店などが軒を連ねています。

     

    和の情緒漂う道は、古い歴史をもつ温泉街ならではのたたずまいで、道を進んでいくと、念仏寺や温泉寺などが建つエリアへと続きます。

     

    お土産の買い物やご当地グルメの食べ歩きなどにもおすすめのスポットです。