小浜温泉
(おばまおんせん)橘湾に面した潮風香る温泉地にある小浜温泉は713年「肥前風土記」には既に存在が確認されています。
刻々と表情を変える海が旅情を誘う海岸線の大通り沿いに20軒近くの宿が建ち並び、賑やかな温泉街を形成してます。
全国の温泉の中で熱量・温度とともに一位を誇り、町に30カ所もある源泉からは今でも100度のお湯が一日15000トンも湧き出しています。
一本裏路地に入れば、古くからの石垣が残り、昔ながらの風情ある街並みが広がります。
立ち上る源泉の湯けむりが温泉情緒を醸し出し、地元の人たちに親しまれ守られてきた湧水が至る場所に湧き出る様は郷愁感たっぷりです。
湯に浸かると目の前に穏やかな橘湾が広がり、対岸の長崎半島までを一望でき、美しさで知られる小浜の夕日が、空と海を黄金色に染め上げる夕暮れ時には、夢気分へと誘われることでしょう。
- [ 所在地 ]
- 長崎県雲仙市小浜町
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR諫早駅からバスで60分
- [ 車でのアクセス ]
- 九州自動車道 諫早ICから50分
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おすすめのシーズン
初夏の6月頃がおすすめです。
小浜温泉街にある「ジャカランダ通り」には、その名の通り、世界三大花木の一つ「ジャカランダ」が鑑賞できます。
毎年6月初旬から咲き始め、6月中旬頃には見ごろを迎えます。
ジャカランダが小浜温泉に植えられたのは1970年代、エチオピア暮らしの男性の「島原半島全体にジャカランダの花を咲かせてほしい!」との願いから始まりました。
亜熱帯性の植物であるジャカランダは湯けむりの町・小浜温泉で大樹に育ち、現在では雨の季節の風物詩となりました。
紫の花びらが高貴な雰囲気とほのかな香りで魅了し、訪れる人々の心を癒してくれます。
ほっとふっと105
小浜温泉100%の足湯で、全長は小浜温泉の源泉温度105度にちなんだ日本一長い105mもあります。
腰掛け足湯のほか、ウォーキング足湯、ペット足湯もあります。
夕暮れの一面オレンジ色に染まる時間、橘湾に沈む夕日を見ながら浸かる足湯はなんとも贅沢な気分を感じられます。
隣接の蒸し釜では季節の野菜、海産物を蒸して食べることができます。