三朝温泉
(みささおんせん)日本遺産第1号に認定された温泉地であり、温泉情緒漂う三朝橋を中心に、昭和レトロな街並みが楽しめます。
三朝温泉は世界屈指の放射能泉であり、ラドンは微量の放射線を発し、これをあびると新陳代謝が活発になると共に、自然治癒力、免疫力が高まると言われています。
ラジウム温泉は日本を始め世界各地にありますが、三朝温泉のラドン含有量は世界的にもトップクラスと言われています。
三朝の由来は、三たび朝を迎えると元気になることに由来している伝えられています。
各旅館の内湯には趣向を凝らした個性的なものが多く、三朝橋から見下ろす河原には「河原露天風呂」があり、せせらぎを聞きながら入浴することができます。
三徳川に沿って旅館街の町並みが続き、三朝橋を中心に、下流にかじか橋、上流には恋谷橋と、それぞれ風情のある架橋があり、散策も楽しめます。
夏にはカジカガエルの鳴き声が旅人を迎えてくれます。
近くには三徳山国宝投入堂があり、山深く緑豊かな温泉郷です。
- [ 所在地 ]
- 鳥取県東伯郡三朝町
- [ 電車、バスでのアクセス ]
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JR倉吉駅からバスで約20分
鳥取駅からタクシーで約60分
米子駅からタクシーで約70分
- [ 車でのアクセス ]
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中国自動車道 院庄ICから約60分
米子自動車道 湯原ICから約45分
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おすすめのシーズン
温泉地ですが、6月~8月にかけての夏がおすすめです。
三朝温泉では毎年、6月にはホタル祭りがあり、7月~8月に向けて「三朝温泉夏まつり」と銘うち様々なイベントが開催されます。
期間中には縁日や寄席、ミニコンサートなどもあり、注目は何といっても、毎日上がる花火です。
また、ヒマワリ畑も近くにあり「鳴り石の浜」(琴浦町)や蒜山IC付近のヒマワリ畑が有名です。
河原露天風呂
三朝温泉は徒歩で回りきれる程度の広さであり、中央を三朝川が貫いています。
温泉街の中心には川を渡るために三朝橋という橋がかけられておりその橋のすぐ下が「河原露天風呂」です。
一応、木の壁がありますが、ほとんど役に立ちません。
お湯につかり、周りを見回してみると、開放的すぎて、ほぼ丸見えの状態になります。
木の壁があるものの、橋の大きさのわりに木の壁が短いので、橋を通る人や車などの姿が見え隠れしますし、話し声もよく聞こえます。
三朝温泉の名湯に抜群の開放感を味わいながら、無料で入れる温泉という素晴らしさがあるものの、丸見えの状態で入るのは少し勇気が必要そうです。
三徳山国宝投入堂
断崖絶壁に建つため、険しい山道を登って参拝しなくてはなりません。
もともとは修験道の修行の場で「日本一危険な国宝」とも言われています。
三徳山と三朝温泉は2015年に文化庁が認定する「日本遺産」の第1号に認定されています。
文殊堂に行くためには難関だらけの参拝登山道で、遊び半分では中々行けないほど険しい道のりを登って行かなければなりません。
文殊堂は室町時代後期の建立と推定され、回り縁をめぐらした舞台造りになっています。
標高約500mの岩場にせり出したように建てられ、手摺りのない幅60cmほどの舞台は高い所が苦手な人は足がすくんでしまうこともあるそうです。
しかし、登った先からから楽しめる大パノラマの絶景は一見の価値ありで、天気のいい日には日本海も一望できます。