竹田城跡
(たけだじょうあと)![兵庫_竹田城跡8](https://jt-desk.com/wp/wp-content/uploads/2021/09/兵庫_竹田城跡8.jpg)
標高353.7mの古城山山頂に築かれた山城で、虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれています。
山城遺跡として堅牢な石垣や、縄張はほぼ完全な形をとどめている全国でもまれな国内最大級の完存する遺構です。
秋の良く晴れた朝に濃霧が発生することがあり、この雲海に包まれた姿は、まさに天空に浮かぶ城を思わせ「天空の城」「日本のマチュピチュ」と呼ばれるようになりました。
この幻想的な風景を見ようとたくさんの人々が訪れます。
また、平成24年に「恋人の聖地」として認定を受けたことから、若いカップルたちにも人気のスポットとなっています。
- [ 所在地 ]
- 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
- [ 電車、バスでのアクセス ]
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JR竹田駅から徒歩40分
JR竹田駅から天空バス「竹田城跡」下車、徒歩約20分
- [ 車でのアクセス ]
- 和田山ICより約10分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり
- [ 拝観時間 ]
- 時期によって異なります
- [ 観覧料 ]
- 有料
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天空の城「竹田城跡」を見る雲海の発生条件
竹田城跡の絶景といえばやはり雲海に浮かぶ神秘的な姿ではないでしょうか。
9月から11月にかけての晩秋の時期が雲海が発生しやすいと言われており、 前日の夜に冷え込み、翌日よく晴れて暖かくなる寒暖の差が10℃以上(気圧配置で高気圧が付近にある)、風が少ない時というのが基本的な条件となります。
また、発生の時間はおよそ夜明けから8時頃までとされています。
*これらの条件を満たすと雲海の発生率が高いと言われていますが、発生を保証するものではありませんのであくまで目安としましょう。
絶景ビュースポット「竹田城天守台」
天空の城・竹田城跡の最も有名な光景のひとつを見れるのが、一番高い場所に位置する竹田城天守台から南に張り出した「南千畳(みなみせんじょう)」からのアングルです。
自分を包み込むような雲海が目の前に広がり、さらに遺構もよく見えるので、マチュピチュの様な光景をご覧いただけるベストスポットとなっています。
幻想的な風景をぜひお楽しみ下さい。
城内は観覧ルートがあり、一方通行となっているので、最低でも30分~1時間ほどかかることを想定しておきましょう。
絶景ビュースポット「立雲峡」
朝来山の中腹にある県立の自然公園で、雲海に浮かぶ「天空の城」の姿を望むことができる人気の展望スポットです。
3つの展望台があり、最も竹田城跡がきれいに望める第1展望台までは徒歩約40分と険しい道のりを登ります。
雲海に包まれた竹田城跡の姿は神秘的でとても美しく、登山の疲労も忘れてしまうでしょう。
まさに「天空の城」と呼ばれる絵葉書の様な幻想的な絶景が広がります。
訪れる際の注意点
未舗装の山道をたくさん歩くので、飲水を持ち、歩きやすい靴と服装にしましょう。
登山の間は汗をかきますが、雲海が発生した場合、長時間風景を眺める方もいるため、防寒対策も忘れないことが大切です。
雲海狙いの場合、「濃霧のなかを歩いて雲の上に出る」ことが必要になる場合もあり、いったん霧に包まれると服もカバンもしっとりと濡れる為、防水素材のレインウエアや雨具を準備しておくとよいでしょう。
また、城内にはトイレがないので事前にすましておきましょう。