秋田内陸縦貫鉄道
(あきたないりくじゅうかんてつどう)秋田内陸縦貫鉄道は、秋田県の内陸部を縦断する94.2kmのローカル線。
四季折々に千変万化する車窓の景色は「走る美術館」と評されています。
また、地元の人と鉄道会社が一丸となって沿線を盛り上げているのが特徴で、各種「イベント列車」の運行など、様々な企画が催されています。
- [ 所在地 ]
- 秋田県仙北市角館町中菅沢14 ※JR角館駅の所在地
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR角館駅 ※JR角館駅より乗車する場合
- [ 車でのアクセス ]
- 秋田道大曲ICより約50分 ※JR角館駅より乗車する場合
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企画が目白押しの列車
秋田内陸縦貫鉄道は、時季によって様々なイベントを開催しています。
名物の企画「イベント列車」の1つが、「ごっつお玉手箱列車」。
車内は掘りごたつ式の座敷になっていて、田舎の親戚の家に遊びにきたような雰囲気です。
昼食付のプランなんですが、出発時には料理がそろっていません。
調理設備を持たない列車で旬の田舎料理のフルコースを提供するために、途中の駅で停車するたびに沿線に住む方たちによって手料理が持ち込まれます。
車窓から見える田んぼアート
秋田内陸縦貫鉄道の沿線では、初夏から初秋にかけて、素朴な原風景の中に現れる田んぼアートを楽しむことができます。
田んぼアートとは、キャラクターなどのデザインに基づいて、機械を使わずに手作業で植えた苗が育ったもの。
車窓から一番きれいに見えるように計算されています。
降車の楽しみ
秋田内陸縦貫鉄道は、乗車するだけが魅力ではなく、降車したときに各駅の特色を感じられるのが魅力です。
角館駅の近くには、角館武家屋敷があります。
江戸時代初期の街並みが残されており、黒板の塀と重厚感のある武家屋敷が立ち並ぶさまは、「みちのくの小京都」といわれています。
阿仁マタギ駅周辺では、秋田の伝統的狩猟人「マタギ」文化に触れることができます。
前田南駅は、大ヒットアニメ映画「君の名は。」に登場する駅のモデルといわれていて、多くのファンが訪れる有名スポットになっています。