松山城

(まつやまじょう)
愛媛_松山城1

武将の加藤嘉明が1602年より築城を開始し、四半世紀をかけて完成したお城です。

 

標高132mの城山(勝山)山頂に本丸を構え、裾野に二之丸(二之丸史跡庭園)、三之丸(堀之内)があり、姫路城・和歌山城とともに、日本三大連立式平山城の一つと数えられています。

 

山頂の天守へはロープウェイ・リフトでアクセスすることができます。

 

松山城の天守は貴重な歴史的文化遺産として国により国宝や重要文化財の指定を受け、日本100名城の一つとされています。

 

松山城は日本で最後の完全な城郭建築(桃山文化様式)として、層塔型天守の完成した構造形式を示していると言われています。

 

また、松山城二之丸史跡庭園は、2013101日「恋人の聖地」として選定され、結婚式の前撮りの場所として年間500件ほどの撮影が行われていたり、プロポーズにふさわしい地域として知られています。

[  所在地  ]
愛媛県松山市丸之内1
[  電車、バスでのアクセス  ]
JR松山駅から路面電車で約10分 大街道 下車 徒歩5分
松山市駅から路面電車で約6分 大街道 下車 徒歩5分
道後温泉から路面電車で約10分 大街道 下車 徒歩5分
[  車でのアクセス  ]
松山駅から約5分
道後温泉から約10分
松山空港から約20分
[  駐車場  ]
有料駐車場あり
  • おすすめのシーズン

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    桜の季節である春がおすすめです。

     

    ほとんどの桜はソメイヨシノですが、早咲きのツバキカン桜や遅咲きのオオシマ桜、シオガマ桜、ボタン桜等、約200本あり、比較的長い期間サクラを楽しむことができます。

     

    また、4月には、松山春まつり(お城まつり)も開催されるので、お花見と合わせて見どころ満載です。

    天守からの展望

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    城山(勝山)山頂は標高約132mで、天守は更に焼く30m高くそびえ立っているため、江戸時代から今日に至るまで、松山城天守は、圧倒的な存在感を持ったランドマークタワーと言えます。

     

    松山平野を360度見渡せるその眺めは正に絶景で、眼下に広がる櫓群など近代城郭の完成度の高さも垣間見ることができます。

     

    また、天気が良ければ、西日本最高峰の石鎚山(1982m)や瀬戸内海に浮かぶ島々なども見ることができ、江戸時代に建てられた天守から、城主になった気分で大パノラマを存分に楽しめます。

     

    もちろん、連立式の城郭ですので、小天守から別の角度で眺めることもでき、見え方の違いも楽しむことができます。

     

    夜になると夜景も見応えがあり、夜景スポットとしても人気があります。

    松山城の石垣

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    石垣は、近世城郭の大きな特徴で、中部地方より西に作られた城郭に壮大なものが築かれているのも特色の一つです。

     

    江戸幕府は、一国一城令や武家諸法度などにより、石垣の新設はもとより、修復に至るまで厳しく取り締まっており、城の防備能力を大きく左右することの証しともなっています。

     

    松山城の石垣は、倭城の経験がある加藤嘉明により、ほとんどのものが築かれており、特に本丸の高さ14mを超える屏風折の石垣などは壮大なもので、軍事目的を超えた芸術性をも楽しむことができます。

     

    なお、天守のある本壇の石垣は親藩松平氏によって再建されたと言われており、一段と美しい仕上がりとなっています。

     

    石垣が描く扇状の曲線美と、その上にそびえる壮麗な城郭、これも松山城の魅力の一つです。

     

    中でも「登り石垣」は、山腹から侵入しようとする敵を阻止する目的のため、ふもとの館と山頂の天守を、山の斜面を登る2本の石垣で連結させたもので、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、日本遠征軍の倭城築城で採られた防備手法と言われています。

     

    国内の現存12天守の城郭では、松山城のほか彦根城だけにその存在が確認されており、貴重な文化財として評価されています。