石鎚山
(いしづちさん)西日本最高峰、天高くそびえる四国の屋根
石鎚山は、四国山地西部に位置する山で、愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置し、標高は1,982 mと西日本最高峰です。
古くから山そのものを神として崇められており、日本七霊山の一つにも数えられ、パワースポットとしても人気の場所です。
天気がいい日には瀬戸内海、中国地方や九州地方の山々まで遠望することができ、四季折々の美しい自然が楽しめます。
- [ 所在地 ]
- 愛媛県上浮穴郡久万高原町若山
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR伊予西条駅からバスで約55分 ロープウェイ前バス停下車すぐ
- [ 車でのアクセス ]
- 松山自動車道いよ小松ICから約50分
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おすすめのシーズン
石鎚山は暖温帯林から亜寒帯林にいたるまでの植物が分布し、四国固有の種や絶滅危惧種など珍しい植物など約1200種が生息している自然の宝庫で、四季折々の美しい自然を楽しむことができます。
中でも、秋がおすすめです。
9月下旬頃から始まる紅葉は10月中旬ごろには山全体を燃えるような赤に染め、中宮成就社では、毎年10月中旬にもみじまつりも開催されます。
山岳信仰の山
石鎚山は、最高峰の「天狗岳」と、石鎚神社頂上社がある「弥山(みせん)」、「南尖峰(なんせんぽう)」の一連山の総称です。
かつては弘法大師空海もここで修行をした地と云われており、現在でも山自体が神と崇められている神聖な山として、富士山、立山、白山、大峰山、釈迦ヶ岳、大山とともに、「日本七霊山」の一つにも数えられています。
また、「日本七霊山」だけでなく、「日本百名山」の一つでもある石鎚山は、春夏秋冬で見せる四季色とりどりの景色に魅せられ、多くの登山客で賑わいます。
難易度ごとの登山ルート
石鎚山は登山難易度のバリエーションがある為、性別、年代問わず登山者に人気の山で、毎年7月に「石鎚山お山開き」が催されます。
石鎚山頂上への登山ルートとしては、ロープウェイとリフトに乗り継ぐ「表参道ルート」や久万高原町の土小屋から尾根伝いに歩く「土小屋ルート」、その他にもいくつかあリます。
また、石鎚山といえば「鎖場」を備える山としても有名で、石崖を鎖で登っていくというスリル満点の体験ができます。
鎖場にはそれぞれレベルがあり、体力に自信のない方用には迂回路も用意されているので安心です。
山頂では瀬戸内海や土佐湾、条件が合えば中国山地や九州山地まで遠望できますので、達成感に加え素晴らしい絶景を味わうことができます。