熊川宿
(くまがわじゅく)熊川宿は、若狭湾で獲れた、鯖を中心とした海の幸を京まで運ぶために整備された街道にある宿場町。
雪国ならではのベンガラ塗りの家並みが印象的で、土地特有の歴史や伝統を後世に残す人々の活動、その舞台となった価値ある建造物などが一体となって評価され、2008年には、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
街道沿いには、古民家カフェや古民家宿が続々とオープンし、昔ながらの情緒あふれる街並みをゆったりと過ごせるスポットになっています。
- [ 所在地 ]
- 福井県三方上中郡若狭町熊川
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR上中駅よりバスで約15分
- [ 車でのアクセス ]
- 舞鶴若狭自動車道若狭上中ICより約12分
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若狭鯖街道熊川宿資料館(宿場館)
若狭鯖街道熊川宿資料館(宿場館)は、1940年に熊川村役場として建築され、玄関の円柱や板壁などが洋風の造りになっている、昔懐かしいレトロな建物です。
かつて鯖街道の宿場町として栄えた熊川宿の歴史や、熊川の文化などを紹介しています。
荻野家住宅
荻野家住宅は、主屋、土蔵など問屋の形式を残す、熊川宿で最も古い町家です。
江戸時代後期に建築されたことが文献などにより明らかになっているため、貴重な町屋建築として、2014年に国の重要文化財に指定されました。
塗込壁にうだつ、二階部分の明り取りなど、重厚な中にも美しさを感じる建物です。
熊川番所
熊川番所は、徳川幕府の時代に関所として物資の統制や課税が行なわれた場所です。
2002年に建築史的考証を行いながら復元されていますが、全国唯一、伝建地区内に元位置のまま現存する番所建物です。
前川
熊川宿の街道に沿って流れる前川は、近畿一の水質を誇る北川上流の天増川と河内川から取水され、かつては人馬の飲み水として、また生活用水として、さらには下流域の農業用水として利用されてきました。
宿場町として栄えた時代から変わらない清らかな水は、平成名水百選に選出されています。
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