恵那峡にある大井ダムは、1924年に恵那市大井町内を流れる木曽川に造られた、日本で最初の本格的な高堰堤(重力式コンクリート)をもつダム水路式発電所です。

このダムの完成により人造湖ができ、恵那峡が誕生しました。

ダム建設では景勝が損なわれてしまうことが多い中、ダムによって新たな景勝地が生まれた珍しい場所です。

大井ダムは、県内にある同水系の阿木川ダム（阿木川湖）とともに、ダム湖百選に認定されています。

恵那峡の景観を楽しむには、恵那峡遊覧船がおすすめ。

恵那峡遊覧船には、ジェット船とプロペラ船の2種類があります。

ジェット船は、ウォータージェット推進の振動の少ないエンジンでは快適な船旅が楽しめます。

客室には、天井まで大きく伸びた窓枠があり、恵那峡の迫力のある壮大な自然を船内から体験することができます。

バリアフリー対応型プロペラ船は、乗船から室内までの段差のない設計は全ての方に優しく、風の流れに強く安定した乗りごごちに加え、こちらも大きな窓があり船内からの眺めも良いのが特徴です。

軍艦岩や獅子岩、屏風岩など、ダム湖にそびえ立つ巨岩・奇岩を、間近で目の前で楽しむことができ、迫力満点。

陸上から眺める恵那峡の美しさとは異なる大パノラマが眺められます。

「湖畔をとりまく自然から四季があふれ出す自然豊かな恵那峡」をコンセプトに、恵那峡周辺がリニューアルされました。

さざなみ公園では、広場などが整備され、半島をぐるりと周遊することが可能に。

また、子ども向け遊具や芝生も設営されています。

森林散策路や湖畔の散策路、大井ダム湖を一望できるウッドデッキでの自然を満喫しながら、ゆったりとした時間を過ごすこともおすすめです。

新しく建設されたビジターセンターでは、恵那峡の歴史や文化、自然などの資料が展示されています。