富岡製糸場

(とみおかせいしじょう)

明治維新後、生糸の輸出を資金集めの方法として力を入れていた政府が、洋式の繰糸器械を取り入れて作った模範工場が富岡製糸場です。

 

1872年に設立されて以来、生糸の品質改善、生産向上と技術指導者の育成のため、奮闘し続けました。

 

現在でも、昔とほとんど変わらぬ姿で残されています。

[  所在地  ]
群馬県富岡市富岡1-1
[  電車、バスでのアクセス  ]
上州富岡駅から徒歩約10分
[  車でのアクセス  ]
上信越自動車道 富岡ICから約10分 駐車場から徒歩約10分
[  開場時間  ]
9:00〜17:00(最終入場 16:30)
[  バリアフリー  ]
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  • 世界遺産としての価値

    富岡製糸場は荒船風穴、田島弥平旧宅、高山社跡と合わせて「富岡製糸場と絹産業遺産群」として、2014年6月に世界遺産に登録されました。

     

    「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、ずっと生産量が限られていた生糸を技術革新によって大量生産を可能にし、日本と世界との交流を深めることとなった、近代絹産業に関する遺産です。

     

    かつての絹は一部の特権階級にしか手に入れることのできない希少品でしたが、日本が開発した大量生産技術によって、世界への普及スピードは飛躍的に上がりました。

    富岡製糸場の見学方法

    有料ですが、解説員の方によるガイドツアーを行っています。

     

    午前、午後で3回ずつ、各回上限15名まで受付をしています。

     

    団体での見学を希望する場合は完全予約制のため、訪れる日の2日前までにホームページの予約システムで申し込みを行いましょう。

     

    公式ホームページはこちら

    富岡シルクブランド

    作り手の顔が見える「意気と粋」をコンセプトに、シルク本来の持つ魅力”シンプル、ぬくもり、上質さ”を感じることのできるシルクを生産しています。

     

    養蚕農家が激減している中、世界遺産に登録された日本の技術を絶やすことのないよう、富岡シルクブランド協議会を設立しました。

     

    欧米が高く評価したシルクのクオリティは現在も脈々と受け継がれています。