尾瀬国立公園
(おぜこくりつこうえん)かつて日光国立公園の一部でしたが、2007年に日光国立公園から分割し、会津駒ケ岳など周辺地域とともに尾瀬国立公園として指定されました。
29番目の国立公園であり、現在では一番新しい国立公園になります。
本州最大の高層湿原である尾瀬ヶ原を筆頭に、噴火によって川がせき止められてできた尾瀬沼や会津駒ケ岳、田代山、帝釈山など山々に囲まれた、自然が織りなす風景が特徴です。
貴重な自然が豊富に保たれている尾瀬は、日本の「自然保護の原点」と呼ばれています。
- [ 所在地 ]
- 群馬県利根郡片品村戸倉
- [ アクセス ]
- 入山口によって異なるためホームページをご確認ください。
- [ アクセス情報ページ ]
- https://www.oze-fnd.or.jp/ozb/b-as/
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おすすめのシーズン
尾瀬のベストシーズンは水芭蕉が咲く、5月下旬〜6月中旬です。
長かった冬が終わり残雪が消える頃、尾瀬は登山者で賑わいを見せます。
尾瀬のシーズンは短く5月〜10月以外は雪で覆われています。
雪解けの季節までは登山中級者限定の領域になるので、機会を逃さないよう予定を組み立ててください。
尾瀬国立公園の見どころ
笠ヶ岳(かさがたけ)
入山口:鳩待峠(はとまちとうげ)から5時間半
山頂からは360度の大パノラマが楽しめます。
至仏山(しぶつさん)
入山口:鳩待峠から6時間
尾瀬を代表する山で、山頂からは尾瀬ヶ原が一望できます。
アヤメ平
入山口:鳩待峠から5時間以上
尾瀬ヶ原の南側に広がる湿原です。7~8月に咲くキンコウカが有名で、「天上の楽園」と呼ばれています。
尾瀬ヶ原・尾瀬沼
入山口:鳩待峠、大清水(おおしみず)、沼山峠(ぬまやまとうげ)から日帰りまたは1泊2日
約650ha日本最大の山岳湿原です。ミズバショウ、ニッコウキスゲ、紅葉など、季節をよって様々な表情を見られます。
三条ノ滝
入山口:御池、鳩待峠から1泊2日
落差約100mの水しぶきと轟音は大迫力です。
燧ヶ岳(ひうちがだけ)
入山口:御池、大清水から6時間以上
東北最高峰の成層火山です。山頂からの眺めは尾瀬沼や尾瀬ヶ原を一望することができ、至仏山と並んで尾瀬を代表するやまです。
会津駒ヶ岳
入山口:滝沢、キリンテ、御池から7時間以上
標高2,132mの会津を代表する名山です。