にし茶屋街

(にしちゃやがい)
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にし茶屋街は、ひがし茶屋街、主計町茶屋街と並ぶ金沢三茶屋街のひとつ。

 

出格子が美しいの茶屋建築が連なり、江戸時代の面影を色濃く残しています。

 

かつてのお茶屋を和モダンに改装したショップやカフェもあり、おみやげ探しやショッピングも楽しめます。

[  所在地  ]
石川県金沢市野町2-25-18
[  電車、バスでのアクセス  ]
城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス広小路バス停より徒歩約3分
[  車でのアクセス  ]
北陸自動車道金沢西ICより約15分
[  駐車場  ]
付近に市営観光駐車場あり
  • にし茶屋街とは

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    にし茶屋街は、1820年に加賀藩から公許された花街の一つ。

     

    一般社会と遮断するため堀が張り巡らされた「廓」が金沢城から見ると西にあったことから、にし茶屋街を呼ばれるようになりました。

     

    静かで落ち着いた雰囲気が特徴で、金沢に3つある茶屋街の中でも最も多い芸妓が所属しています。

     

    日が落ちると、今でも営業するお茶屋の軒先の掲げられた看板が灯り、家並みからは三味線の音色が流れ、着飾った芸妓が街を歩き、芸の町の夜が感じられます。

    西茶屋資料館

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    金沢市西茶屋資料館は、大正時代の作家・島田清次郎が過ごしたお茶屋「吉米楼」の跡地に建てられています。

     

    入館料が無料で、にし茶屋街では定番の観光スポットです。

     

    資料館の1階では、島田清次郎に関する資料の展示があり、資料館の2階では、「吉米楼」のお座敷が再現されています。

     

    観光ボランティアガイドの「まいどさん」が常駐していて、周辺の案内もお願いできますよ。

    西検番事務所

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    西検番事務所は、芸妓さんの稽古場や事務所として大正時代に建設されました。

     

    茶屋の児童に特別の授業をする教室としても使われ、教師が出張して授業をしていたこともありました。

     

    水色の洋風建築は、にし茶屋街の中では異彩を放つ建物でありながら、見事に情趣ある景観に溶け込んでいます。

    和スイーツ

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    にし茶屋街のメインストリートには、和菓子屋さんやカフェが点在しています。

     

    「甘納豆かわむら」の甘納豆は、栗や芋、大納言、ひよこ豆、金時、虎豆、幻の大浜大豆など季節の素材を使われていて、上品な甘さが人気です。

     

    「諸江屋」は、160年もの歴史を持つ落雁(らくがん)の名店で、夏は和三盆金時のかき氷、秋から冬にかけては、自分で焼いたお餅を入れて食べる能登大納言ぜんざいがいただけます。