鬼ヶ城
(おにがじょう)三重県熊野市にある、まるで鬼のように見える岸壁は、数回に渡る急激な地盤の隆起と風・海蝕によって大小無数の洞窟や奇岩ができた、東西約1.2kmにわたる石英粗面岩の大岩壁です。
日本百景の1つで、国の名勝及び天然記念物に指定され、世界遺産熊野古道にも登録されています。
- [ 所在地 ]
- 三重県熊野市木本町1835
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR熊野市駅よりバスで約5分
- [ 車でのアクセス ]
- 紀勢自動車道尾鷲北ICより約30分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり ※鬼ヶ城センター駐車場
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千畳敷
「千畳敷」は、千畳と表現されるほど広い大洞窟で、鬼ヶ城で一番の見どころです。
上下段に分かれており、高さは約15m、広さは約1500㎡という鬼ヶ城域内で随一の威容を誇り、頭上を見上げてみると、覆い被さるように巨大な大岩が迫ってくる様子は、圧巻の光景です。
猿戻
千畳敷を越えて少し歩くと、高さ数十mに及ぶ断崖絶壁が、100m以上にわたって続きます。
「猿戻」という名が示す通り、猿も駆け上がるのを断念して引き返すぐらいの切り立った岩場です。
鬼の風呂桶
猿戻りの先に見える「鬼の風呂桶」は、波が押し寄せて岩の窪んだ部分に海水がたまった様子が風呂桶のように見えることから名づけられたと言われています。
岩場に押し寄せる豪快な荒波が白い飛沫となって飛び散る光景が人々を圧倒します。
鬼の見張場
「鬼の見張場」は、面積は千畳敷と比べると狭いですが、大岩の屋根の下で平地になっていて、広く東西を見渡せます。
かつて海の交通が盛んだった頃には行き交う船を見張るのには最高の場所だった、と言われています。
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