戸隠神社
(とがくしじんじゃ)戸隠神社は戸隠山の麓に創建された奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成り立ち、二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。
神話の時代からの聖地として知られ、日本有数のパワースポットとして多くの参拝客が訪れます。
戸隠神社の五社それぞれの神様を巡る「五社巡り」は高い人気を集め、戸隠神社の名物となっています。
それぞれの神様を巡り心身の疲れを癒すとともに、大自然からもエネルギーをチャージして運気アップすること間違いなしです。
- [ 所在地 ]
- 長野市戸隠3506
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- 長野駅から「ループ橋経由戸隠高原行き」で各駅(戸隠宝光社前、 戸隠中社前、 戸隠奥社)下車
- [ 車でのアクセス ]
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信濃ICより約30分
長野ICより約60分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり
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戸隠神社の歴史
戸隠神社は、奥社・中社・宝光社(ほうこうしゃ)・九頭龍社(くずりゅうしゃ)・火之御子社(ひのみこしゃ)の五社からなる二千年以上の歴史ある神社です。
始まりは遠い神話の時代、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸(あまのいわと)に隠れていたとき、その岩戸のまま投げ飛ばされ、落ちた先が現在の戸隠でした。
その天岩戸が戸隠山へと姿を変え、天の岩戸開きの神事に功績のあった神様を祀るために戸隠神社が開かれたといわれています。
平安時代後期は修験道の道場として都にまで知られた霊場となり、江戸時代には、徳川家康の手厚い保護を受け、農業の神・水の神として広く信仰されていました。
また、神楽とも縁の深い地と言われ、戸隠神社に伝わる太々神楽(だいだいかぐら)はさまざまな舞があります。
戸隠神社の「五社巡り」
戸隠神社の五社はそれぞれ違う神様を祀っており、距離も少し離れています。
その五社を巡るには「戸隠古道」という、各社をたどり奥社まで続く約9.8kmのウォーキングコースを歩くのがおすすめです。
さまざまなルートがあり「五社巡りコース」であれば約3時間ほどで歩くことができます。
「宝光社」
ご祭神は「天表春命(あめのうわはるのみこと)」で、安産の神、女性や子供の守り神として信仰されています。
宝光社に向かうには274段の急な階段を登ります。(緩やかな女坂もありますのでご安心ください。)
神と仏教を結びつけた「神仏習合」の面影が残っており、荘厳な外観と美しい彫刻は必見です。
「火之御子社(ひのみこしゃ)」
ご祭神は「天鈿女命(あめうずめのみこと)」で、舞楽芸能や縁結び、火防の神として信仰されています。
境内にある大きな「夫婦杉(二本杉)」は縁結びのパワースポットともいわれています。
「中社」
ご祭神は「天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)」で、学業成就や商売繁盛、家内安全にご利益があります。
境内には樹齢700年を超える杉や樹齢800年の三本杉があり、御神木の宝庫からパワーがいただけます。
「九頭龍社」
五社の中で最も古い神社で、ご祭神は「九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)」で、水のご利益があり農家の人々から厚い信仰を受けてきました。
縁結びの神社としても人気の神社です。
「奥社」
ご祭神は「天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)」で、戸隠神社の御本社です。
開運、心願成就、スポーツ必勝などにご利益があり、五社の中でも最も参拝客の多い神社です。
樹齢400年を超える杉並木
中社から奥社へ向かう隋神門の先には、樹齢400年を越える大きなクマスギの並木が約500mに渡り広がっています。
この杉並木を含む奥社は長野県の天然記念物に指定されています。
その壮大な杉に囲まれた歴史ある参道は、神聖な空気が広がり、歩いているだけでパワーをもらえるような、迫力あるまた神秘的な雰囲気です。
立冬と立春には太陽が参道に沿って真っ直ぐに昇っていきます。
伝統ある戸隠神社のおみくじ
戸隠神社を訪れた際は、ちょっとユニークなおみくじを引いてみてはいかがでしょうか。
徳川家康の時代にはすでにおみくじが引かれていて、他の神社のおみくじの方法とはやり方が異なります。
神主さんに年齢(数え年)と性別を伝えると、ご祈祷後、宮司さんが代わりにおみくじを引いてくれ手渡されます。
戸隠神社のおみくじは木に結ばず持ち帰り、引いた日から一年間の生活の指標とするよう言われています。
おみくじは奥社・中社・宝光社のみで引くことができます。
※分かりやすい言葉で書かれている子供用おみくじもあります。