彦根城

(ひこねじょう)
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ゆるキャラの「ひこにゃん」でも知られる彦根城は、現存12天守のひとつであり、天守は国宝に指定されています。

 

彦根城の城郭内には、当時の建物が極めて良い保存状態で残る場所や、四季折々の景色を楽しむことができる名所が多くあります。

[  所在地  ]
滋賀県彦根市金亀町1-1
[  電車、バスでのアクセス  ]
JR彦根駅より徒歩約15分
[  車でのアクセス  ]
名神高速道路彦根ICより約15分
  • 中世と近世を象徴する城

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    彦根城は井伊直政の子、直継によって築かれた城で、多くの大老を輩出した譜代大名である井伊氏14代の居城として用いられました。

     

    刀や槍、弓矢を持つ敵を近くに寄せないために堀を張り巡らせた中世と、鉄砲での戦に備えて鉄砲を構える隙間(銃眼)を設けるようになった近世という、2つの時代の城の特徴を兼ね備えています。

     

    戦火などを免れて当時の姿を残す天守は国宝に指定されているほか、城内には天秤櫓や太鼓門櫓などの重要文化財が現存していて、特に、廊下橋を挟んで左右対称に櫓が並び立つ天秤櫓があるのは全国でも彦根城のみです。

    埋木舎

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    彦根城本丸とは少し離れた場所にある埋木舎は、井伊直弼が青年時代を過ごした舎です。

     

    「世の中をよそに見つつも埋もれ木の埋もれておらむ心なき身は」と和歌を詠み、自ら「埋木舎(うもれぎのや)」と名付けたと言われています。

     

    直弼はこの場所で、禅や国学をはじめとする様々な学問、茶道や居合いなどの勉学に励み、文武両道の修練を重ねました。

    時報鐘

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    彦根城・天秤櫓と天守の間にある時報の鐘は、江戸時代から絶えることなく、朝から3時間おきに、6時、9時、12時、15時および18時の1日に5回、城内と城下に時を知らせています。

     

    現存する鐘は12代藩主・井伊直亮の時代の鋳造で、惜しげもなく小判(金)を鋳込んだため音色が美しいのが特徴だとか。

     

    「日本の音風景百選」に「彦根城の時報鐘と虫の音」として選定されています。

    玄宮園

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    玄宮園は4代藩主が造営した大名庭園で、隣接する楽々園とともに国の名勝に指定されています。

     

    広大な池水を中心に、池中の島や入江に架かる9つの橋などにより、変化に富んだ回遊式庭園となっていて、四季折々の風景と天守を望める日本らしい庭が魅力です。