大室山
(おおむろやま)大室山は伊豆東部火山群のひとつで、お椀をふせたような曲線が特徴です。
2010年には国の天然記念物にも指定されていて、山頂からは大パノラマを楽しめます。
春を告げる山焼きなどもあり、季節によって鮮やかに色を変えていく姿が観光客を惹きつけます。
- [ 所在地 ]
- 静岡県伊東市池
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR伊東駅よりバスで約40分
- [ 車でのアクセス ]
- 修善寺道路修善寺ICより約40分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり
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噴火口跡をぐるりとまわる「お鉢めぐり」
大室山は、約4,000年前の噴火によって、今のような真ん中がぽっかりあいた形(スコリア丘)になったといわれています。
火口は直径300メートル、周囲はおよそ1キロメートル、深さはおよそ70メートルで、約20~30分あれば1周することができます。
途中には、海上の安全や大漁を祈願して漁師たちによって建てられた、八ヶ岳地蔵尊も。
眼下には海を臨む伊東市が一望でき、天気がよければ富士山をはじめ、伊豆諸島、相模湾、天城連山などが堪能できます。
壮大なスケールのアーチェリー
大室山の山頂では、アーチェリーを体験することができます。
20~30mは取れるスペースで、8つの的がゆったりと設置されています。
火口の中で風を感じながらできるアーチェリーは、ほかでは体験できないものなので、貴重な機会を逃さないようにしましょう。
最大イベント「山焼き」
大室山では、毎年2月の第2日曜日に、山を覆う枯れたススキを焼き払う「山焼き」が行われます。
山火事に見える衝撃的な光景ですが、700年以上の歴史を持つ伝統行事です。
「山焼き」で山が真っ黒になったあと、春は若草色の黄緑、夏は深緑、秋はススキの銀色と、山が装いを変えていき、一年を通して100種類以上の山野草の花が咲き誇ります。