白糸の滝
(しらいとのたき)静岡県富士宮市にある白糸の滝は、岩壁の間から絹糸のように富士山の湧き水が流れる美しい滝です。
国の名勝および天然記念物に指定され、世界遺産に登録されている富士山の構成資産にも登録されています。
- [ 所在地 ]
- 静岡県富士宮市上井出273-1
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR富士宮駅よりバスで約30分
- [ 車でのアクセス ]
- 東名高速道路富士ICより約40分
- [ 駐車場 ]
- 有料駐車場あり
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白糸の滝
白糸の滝は、岩壁の間から湧き水が流れ落ちる、全国的にも珍しい滝です。
一般的な滝のイメージとは違い、幅150m、高さ20mの湾曲した絶壁から、大小数百の滝がパノラマ的に流れ落ちます。
白糸の滝の目の前まで近づける展望場からは、滝の横幅に驚くのみならず、高さに圧倒され、自然が生み出すダイナミックな姿を堪能できます。
また、整備された歩経路を進んだところにある高台にある展望場からは、崖から水が溢れ出ている様子がよくわかり、滝壺の青色がより印象的に目に移ります。
お鬢水(おびんみず)
滝を上から眺める展望場の近くに「お鬢水」と呼ばれる湧き水の池があります。
富士裾野の巻狩りを催した源頼朝が、水面に顔を映して鬢のほつれを直したという伝説が残っています。
水が澄んでいて本当に鏡のようで、どこか神秘的で心が洗われるような透明感です。
音止の滝
音止の滝は、白糸の滝と岩壁を隔てた隣に流れる芝川の滝です。
白糸の滝の雰囲気とは反対に、落差25mの崖から滝壺へ、轟音をとどろかせながら水が豪快に落ちていきます。
鎌倉時代の武士が仇討ちの相談をしていた際、滝の音で声が遮られてしまい、そのことを神に嘆いたところ一瞬滝の音が止んだという伝説から、音止の滝という名が残されています。