四ヶ村の棚田
(しかむらのたなだ)東北屈指の棚田、四ヶ村の棚田。
四ヶ村とは、豊牧、滝の沢、沼の台、平林の4つの地区の総称で、この一帯に広がっているのが約1900枚、約120haにも及ぶ棚田です。
そのスケールは東北随一とも言われ、日本の棚田百選にも選定されました。
それぞれの地区で個性豊かな棚田の風景に出会えます。
全国でも有数の豪雪地帯で、例年2mを超える積雪があり、時には4mにまで達します。
地区南部の月山、葉山からの豊富な雪解け水を活かし、厳しい自然環境の中で育つお米は格別の美味しさを誇ります。
緩やかな傾斜に広がる美しい棚田は四季折々に姿を変え、日本の原風景に心が癒されることでしょう。
- [ 所在地 ]
- 山形県最上郡大蔵村南山
- [ バス、電車でのアクセス ]
-
JR新庄駅からバス約45分
蔦郷下車
村営バス約10分
- [ 車でのアクセス ]
-
JR新庄駅から約40分
舟形ICから約30分
-
おすすめのシーズン
棚田ごとに特徴を持ち、四季ごとに違った風景が見ることができるので季節を問わずおすすめです。
雪解けの春には、残雪の中緑が芽吹きはじめ生命力に満ちた、棚田の目覚めを感じることができます。
夏には緑の稲が育ち出す姿や、8月に行われる幻想的なほたる火コンサートを楽しめます。
秋には周辺の山々が紅葉し、棚田に広がる黄金色に輝く稲の姿や収穫風景をご覧いただけます。
冬には雪に覆われた棚田はあたり一面銀世界に包まれ、大きな雪の階段のように見える景色は圧巻です。
棚田見晴らし台
豊牧地区に「棚田見晴らし台」があります。
この見晴らし台からは眼下に広がる棚田と田植え作業をしている人々、そして橋の向こうには滝の沢地区の棚田と集落が見渡せます。
一面に広がる棚田、周辺の山々、水を張った田んぼの輝き、まさに日本の原風景にをご覧いただけます。
ほたる火コンサート
平成18年から、毎年8月にほたる火とオカリナのコラボレーションによる「ほたる火コンサート」を開催しています。
棚田のあぜ道に約1200本のろうそくが灯され、揺れるろうそくの幻想的な灯火の中、ピアノとオカリナの澄んだ音色が響きわたります。
一夜限りの幻想的な世界を満喫できる大蔵村の夏の風物詩に心癒されてみてはいかがでしょうか。