十二湖
(じゅうにこ)十二湖は白神山地の西麓に点在し、1704年の大地震により形成されたと言われる33湖沼群の総称です。
大崩の山頂から見下ろすと12の池が見えることからその名がつけられました。
その中でも「青池」は青インクを流したように美しく、水中には朽ちたブナの大木が横たわり、太陽と見る角度によって千変万化する幻想の世界へと導きます。
湖畔にはニホンカモシカなどの動物や、ヤマセミなどの野鳥が生息し、様々な山野草も見ることができます。
他にもブナ自然林をはじめ、崩山の侵食により白色の凝灰岩がむき出しになった渓谷「日本キャニオン」などの絶景が広がります。
- [ 所在地 ]
- 青森県西津軽郡深浦町松神
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- 十二湖駅からバスで15分
- [ 車でのアクセス ]
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能代南ICより約1時間半
弘前ICより約2時間45分
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青池
青いインクを流し入れたような神秘的な美しさで有名な青池。
生い茂るブナの木々や葉が水面に映り込み、ホログラムのようにキラキラと光り輝きます。
天候や時間帯、光の加減や見る角度よって色の濃淡が変わり幻想的な世界へと導きます。
池の底に倒れる木も見えるほど透明で、神秘的な青池は一度見たら忘れられない美しさです。
沸壺の池
青池に匹敵するほどの水面の青さをもつ沸壺の池。
十二湖の中では特に高い透明度を誇り、絶景スポットの一つです。
早朝は水面に霧が立ち込めることもあり、幻想的な雰囲気に包まれます。
ブナの森が育む池の水は、沸壺池の清水として「平成の名水百選」にも選定されています。
日本キャニオン
日本のグランドキャニオンと言われる「日本キャニオン」。
アメリカのグランドキャニオンを彷彿とさせることからこの名がつけられました。
展望所からは、浸食崩壊によって凝灰岩の白い岩肌が露出したダイナミックな大断崖を眺望できます。