弘前城
(ひろさきじょう)弘前城は「美しい日本の歴史的風土100選」「人と自然が織りなす日本の風景百選」「日本100名城」「平成百景」に選定されているお城で桜の名所としても有名です。
弘前城がある広大な敷地「弘前公園」では季節のイベントが催され、全国から多くの観光客が集まってくる人気の観光地です。
- [ 所在地 ]
- 青森県弘前市下白銀町1
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- 弘南バス市役所前から徒歩4分
- [ 車でのアクセス ]
- 東北自動車道 大鰐ICから25分
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東北で唯一の現存天守
弘前藩津軽家の居城であった弘前城は、別名を鷹岡城あるいは高岡城と呼ばれています。
1611年の完成当初に存在してした天守は1627年に焼失してしまいましたが、1810年に本丸辰巳櫓を解体し再利用することで新たな天守が建てられました。
この時に新造されたのが現在の天守で、江戸時代以前に建てられた現存する12の天守の1つとして大変貴重です。
築城時に建てられた五つの城門と三つの櫓が当時のまま残っており、さらには堀・土塁などの城郭の全容が往時のまま保たれています。
日本三大桜名所
弘前城を囲むように広がる弘前公園は東京ドーム約10個分の広大な敷地の中に多くのソメイヨシノを含めた52種、約2600本の桜が植えられており、日本三大桜名所に数えられています。
弘前城の桜は日中の美しさもさることながら、夜のライトアップもおすすめ。
夜のお堀の水面にライトアップされた幻想的な桜が映ります。
また桜が散り始める時期は桜の花びらが外堀を埋め尽くし、まるで桜の絨毯のようになるのも大変美しく、桜吹雪と相まって和の情緒を感じられます。
城と自然のコラボレーション
弘前公園では、4月中旬から5月上旬にかけての「弘前さくらまつり」、10月下旬から11月上旬の「弘前城菊と紅葉まつり」、2月上旬の「弘前城雪燈籠まつり」など季節に合わせてさまざまなイベントが催されています。
また「弘前ねぷたまつり」で市内を練り歩く勇壮が弘前城の横を通過するなど四季折々の楽しみがあるのも魅力です。
秋の「弘前城菊と紅葉まつり」では、紅葉がライトップされ、鮮やかな赤と弘前城の白壁のコントラストが見事です。
冬の「弘前城雪燈籠まつり」では約150基に及ぶ大小様々な雪燈籠や雪像に灯りがともされ、雪化粧した弘前城の天守閣と老松のライトアップと相まって幽玄の世界が創り出されます。