福岡城跡
(ふくおかじょうし)現代に歴史をつなぐ九州一の巨城
福岡城は、大河ドラマ『軍師官兵衛』で知られている黒田官兵衛の息子・黒田長政が7年がかりで築いた城です。
現在は多聞櫓(国の重要文化財)、(伝)潮見櫓、下之橋御門、祈念櫓などが保存され、大天守台は展望台になっていっています。
城跡は現在では舞鶴公園として、市民の憩いの場となっていて、一年を通して多くの花々を楽しむことができ、特に桜が有名です。
お花見をしに毎年多くの観光客が訪れるスポットになっています。
- [ 所在地 ]
- 福岡県福岡市中央区城内1-4
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- 福岡市営地下鉄赤坂駅より徒歩約8分
- [ 車でのアクセス ]
- 福岡都市高速西公園出入口ICより約10分
- [ 駐車場 ]
- 有料駐車場あり
-
福岡城
福岡城は、全国でも有数の規模の平山城で、総面積は80万平方メートル。
天守台を中心とし、本丸・二の丸・東西の三の丸からなり、その周囲を濠で囲む構造となっています。
海側から見た時に鶴が羽ばたく姿に似ていることから、「舞鶴城」とも呼ばれています。
また、「石城」という別名も持っていますが、その理由は、石垣の素晴らしさからです。
天守台、本丸、二の丸、三の丸の門など多くの部分が石垣で造られて、その総延長は3kmを超え、高さは10mを超える所もあります。
天守閣
福岡城跡の本丸の南側には天守台跡があり、福岡市街や福岡タワー、博多湾など、市街を一望できる展望台が設置されています。
しかしながら、天守閣については、実際にあったのかどうかは、未だにはっきりとは分かっていません。
これまで、天守閣が建設されていなかったという説がありましたが、近年になってこの説を覆すような史料が見つかり、天守閣は建てられていたものの、後に取り壊されたのではないかという説も出てきています。
城跡の桜
福岡城は、冬には梅、春には桜、初夏には藤やハナショウブ、夏にはハスと数々の花々が咲き、一年を通して多くの花々を楽しむことができます。
中でも有名なのが桜の季節で、ソメイヨシノをはじめシダレザクラやヤマザクラなど19種、約1000本の桜が咲き誇ります。
天守台跡の展望台から見下ろす桜は圧巻で、まるでピンクの絨毯を敷きつめたかのような風景が楽しめます。