しまなみ海道
(しまなみかいどう)瀬戸内しまなみ海道は、正式名は西瀬戸自動車道で広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路です。
途中には、村上海賊ゆかりの因島や、レモンの産地として有名な生口島(いくちじま)、「伯方(はかた)の塩」で知られる伯方島などの島々があり、絶景スポットも多数あります。
「サイクリストの聖地」としても知られるようになり、新尾道大橋以外の橋には、原動機付き自転車道及び自転車・歩行者専用の道路が整備されているため、眼下に広がる多くの島々の美しさを眺めながらサイクリングも楽しめます。
この海道を舞台にサイクリングの世界大会も開催され、世界中からサイクリストたちがやってきています。
- [ 所在地 ]
- 広島県尾道市〜愛媛県今治市
- [ 車でのアクセス ]
- 向島IC・因島北IC・因島南ICより15分
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おすすめのシーズン
4月~5月がおすすめです。
尾道駅から今治駅までは約64.9kmありますが、自転車横断にチャレンジするには梅雨前の最適のシーズンとなります。
村上海賊ゆかりの地
因島は室町時代から戦国時代にかけて瀬戸内海で活躍した「海賊」因島村上氏の本拠地があった島と言われています。
「海賊」と聞くと略奪などをする悪者のイメージですが、村上海賊の活動は通行料の徴収や、水先案内、護衛等、様々な活動があり、海の安全を守るとともに、この地域を治めていたと伝えられています。
2016年4月には「“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶-」として、日本遺産に認定されました。
また、全国でも珍しい城型の水軍資料館「因島水軍城」や瀬戸内海有数のビューポイントである「白滝山」の頂上からは360度パノラマ風景が広がっています。
通称「自転車神社」として知られる「大山神社」では自転車祈願が行われているため、多くのサイクリストが訪れています。
村上海賊ゆかりの地を巡りながら、歴史と文化に触れる旅を思う存分楽しめます。
しまなみ海道のイベント
しまなみ縦走 3月
「しまなみ縦走」は瀬戸内しまなみ海道の自転車歩行者道沿線(約70km)に設けたチェックポイント(11箇所)を「徒歩」または「自転車」でまわるスタンプラリーです。
2日間の開催日の中で、好きな時間に、好きな順序で、好きな場所から自由に参加できるイベントです。
しまなみ海道 塔頂体験ツアー 4月または5月
世界最大級の斜張橋「多々羅大橋」または世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」の塔頂に上り、普段見ることのない橋の主塔の中や瀬戸内の島々の景色を楽しむことができるツアーです。