屋久島
(やくしま)日本初の世界自然遺産登録エリアです。
鹿児島県大隅半島の南方沖より約60kmに位置し、周囲約132km、面積約503km²で日本では5番目に大きい島です。
島の約90%は森に覆われており、樹齢7200年あまりと言われる縄文杉を代表格に、特有の自然が見どころです。
島の中央には九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、1800mを超す山々が連なり、この素晴らしい山岳美は「洋上アルプス」と称されるほどのものです。
太古より独自の生態系を形成してきた屋久島は、標高差と黒潮の影響で、亜熱帯植物から高山植物まで約1500種、日本の植物種の実に7割以上が1つの島に存在し、数多くの固有種が存在します。
大自然の環境を活かしたアクティビティが盛んで、樹齢3000年を超える屋久杉の原生林などをトレッキングしたり、カヤック、ウミガメの産卵見学など、エコツアーも充実しています。
- [ 所在地 ]
- 鹿児島県熊毛郡屋久島町
- [ 飛行機でのアクセス ]
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鹿児島空港から屋久島空港へ35分
福岡空港から屋久島空港へ55分
伊丹空港から屋久島空港へ90分
- [ 船でのアクセス ]
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鹿児島港高速船ターミナルから直行便で屋久島まで105分
南埠頭旅客ターミナルから屋久島まで240分
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おすすめのシーズン
夏のイメージが強い屋久島ですが、基本的にはどんなアクティビティをするかによってベストシーズンは変わってきます。
縄文杉や白谷雲水峡は、4月〜5月の春がベストシーズン。
気候も暖かくなり始め、登山をするのにも気持ちのいい季節です。
ただ、縄文杉や白谷雲水峡などは標高700m〜1300mほどの場所なので、寒い日もあれば温かい日もある春の気候がおすすめです。
一年のうちで一番賑わいをみせる夏。
夏休みやお盆休みを利用して、たくさんの人が屋久島に訪れます。
登山だけではなく、カヤックやダイビング、シュノーケル、沢登り、SUPなども楽しめるのもこの季節の魅力です。
水のアクティビティが、寒さを気にせず楽しめるのは、7月から9月頃までです。
静かな森を楽しみたいなら秋。
春と同様、気温差の大きい季節ですが、雨に降られにくく、静かで良い森を楽しみたいなら、10月・11月がおすすめです。
上級者なら冬。
屋久島と言えども、頂上付近の気温は北海道と同じレベルのため、冬の縄文杉や白谷雲水峡は積雪の可能性があります。
飛行機代も安くなる季節ですが、万全な装備や技術がないと登れないため、初心者の方にはおすすめできません。
縄文杉
屋久島のシンボルと言えば屋久杉ですが、屋久杉の中でも最大にして最古のものが「縄文杉」と言われる杉です。
樹齢は2000年~7200年と言われており、山深くにあるためたどり着くまでにはハードなトレッキングとなり、体力が必要ですが、その分、実際に目にしたときの感動は計り知れないものになります。
胸高周囲16.4mと幹の太さは日本の杉で最も太く、樹高も25.3mと、立派な姿をしています。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
アクセス:
屋久杉自然館から荒川登山バスに乗って40分で荒川登山口バス停まで行くことができます。
荒川登山口より片道約11kmあります。
白谷雲水峡
映画もののけ姫の舞台となった苔むす森や多くの屋久杉が見られる白谷雲水峡は、トレッキングでも人気の広大な自然休養林です。
弥生杉、くぐり杉、七本杉、びびんこ杉など著名杉もたくさんあり、倒木更新の様子が観察できるものもあります。
屋久杉と苔むした幽玄の世界を体感するなら白谷雲水峡は外せません。
アクセス:宮之浦港からバスに乗り30分で終点の白谷雲水峡に着きます。
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