高知城

(こうちじょう)
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「南海道随一の名城」

 

高知城は別名を「鷹城」と言われ、これは漆喰の白壁と瓦葺の灰色が鷹の羽に似ていることが由来です。

 

日本で唯一、本丸の建築群がすべて現存しており、また、日本百名城であり、現存天守12城のうちの1つ、国指定重要文化財は15棟と、歴史的価値が非常に高い城でもあります。

 

城を守る構造にも特徴を持ち、天守からは絶景が眺められるなど、城の魅力を十分に堪能できる観光スポットとして、全国から多くの観光客が訪れます。

[  所在地  ]
高知県高知市丸ノ内1-2-1
[  電車、バスでのアクセス  ]
とさでん交通高知城前下車約5分
[  車でのアクセス  ]
高知自動車道 高知ICより約15分
[  駐車場  ]
高知公園駐車場利用 ※有料
  • 高知城の歴史

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    尾張国出身の戦国武将・山内一豊は、豊臣秀吉に仕えて功績を挙げ、徳川家康の時代になると関ケ原の戦いでの活躍を家康に高く評価されたことにより土佐一国を与えられ、その地に高知城を築きました。

     

    土地柄水害も多く、かなりの難工事の後に築城された城だと言われています。

     

    その後は城下町から上がった火による大部分の焼失、明治の廃城令、第二次世界大戦などを経験していますが、それらの危機を何度も乗り越え、南海道随一の名城として、現在にその姿を残しています。

     

    また、日本国内で江戸時代から天守が現存している12城の中の1つとしても数えられています。

    重要指定文化財

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    江戸時代に建てられた天守が現存している「現存12天守」に数えられる城の中で、天守と本丸御殿の両方を完存しているのは、全国で高知城だけです。

     

    また、天守と本丸御殿の他にも、黒鉄門、廊下門、追手門など、15の建造物が現存していて、国の重要文化財として指定されていることもあり、高知城は非常に歴史的価値が高い城とされています。

     

    追手門と天守がともに現存するのは、高知城を含めて全国で3城のみ(他に青森県弘前市の弘前城と、香川県丸亀市の丸亀城)で、追手門と天守を一枚の写真に収められるのは高知城だけであるため、追手門の手前は人気のある写真スポットになっています。

    守城の仕掛け

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    高知城には城を守るための特徴が多くあり、なかには高知城でしか見られないものも存在しています。

     

    高知城の天守には、現存する唯一の「忍び返し」があります。

     

    忍び返しとは、盗賊や敵の侵入を防ぐために塀などの上に並べられた剣のことで、竹や木、鉄棒などで作られている仕掛けです。

     

    また、水害の多い城には、石樋(いしひ)という「城内の水を外に出す役割を果たす排水設備」が設置されていることがありますが、高知城には16ヵ所もの石樋が設置されていることが大きな特徴です。

    日本三大夜城

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    全国約4300名の夜景鑑賞士からの人気投票によって、高知城は大阪城と高田城に並び、「日本三大夜城」に選ばれています。

     

    高知城の白漆喰の総塗籠式が美しく映えることや、積極的な夜間イベントの実施が評価されました。

     

    春は夜桜のライトアップ「高知城花回廊」、夏には風鈴とカラーキャンドル、秋はろうそくの灯り、冬は本丸や二ノ丸のイルミネーションというように、四季折々に夜の城が彩られます。