天橋立
(あまのはしだて)宮城県の「松島」・広島県の「宮島」とともに、日本三景とされている特別名勝のひとつです。
関西を代表する「海の京都」観光スポットとも言われています。
全長約3.6kmの砂州に約5000本もの松が生い茂り、何千年もの歳月をかけて自然がつくりだした地形は神秘的な美しさを持ちます。
名物股のぞきをしたり展望台からの絶景を眺めるのはもちろん、天橋立をサイクリングで回ったり歩いて橋を渡ることもできます。
また、知恩院など由緒ある神社仏閣を参拝したりと見どころも多く、海水浴、釣りやシーカヤックなどのアクティビティも楽しめます。
まるで龍が登るように見える神秘的な景色を見ようと、国内外から観光客が訪れる人気スポットとなっています。
自然が織りなす絶景をぜひご堪能ください。
- [ 所在地 ]
- 京都府宮津市文珠天橋立公園
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- 京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩5分
- [ 車でのアクセス ]
- 宮津天橋立ICから10分
- [ 駐車場 ]
- 有料駐車場あり
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絶景が広がる「天橋立ビューランド」
文珠山山上にあり、山頂の展望台から天橋立を南側から一望できるスポットです。
ここに来たらぜひ試していただきたいのが名物「股のぞき」。
股のぞきとは天橋立の方向に背を向けて立ち、腰を曲げて股の間から景観を眺める方法です。
その眺めは天橋立が天に舞い上がる龍のように見えることから「飛龍観」と呼ばれています。
ダイナミックな景観を堪能できるほか、空中散歩を体験できる飛龍観回廊(ひりゅうかんかいろう)、サイクルカーや観覧車、メリーゴーランドなどもあるので子供からお年寄りまでお楽しみいただけます。
旋回式可動橋「廻旋橋」
船の通過に合わせて90度旋回し航路を空ける旋回式稼働橋で、天橋立と智恩寺側の陸地を結びます。
大正12年に手動でまわる廻旋橋ができましたが、橋の下を通る大型船舶が多くなったことから、昭和35年から電動式となりました。
旋回する姿を間近で見られるのは珍しいことから、絶好のチャンスを撮影しようと観光客の撮影スポットともなっています。
時間は不定期ですが多い時には1日50回もの旋回をすることもあるので、訪れた際はシャッターチャンスを狙ってみてはいかがでしょうか。
日本三文殊のひとつ「知恩院」
三人寄れば文殊の知恵で知られる文殊菩薩の霊場、知恩院。
室町時代の建造物である多宝塔は国の重要文化財に指定され、釈迦如来や両脇士・十六羅漢を安置する、禅宗様式・三間三戸二重門の丹後地方最大の山門です。
智慧の仏様として有名で、受験や資格試験などの受験生が多くお参りに来られます。
股のぞき発祥の地「天橋立傘松公園」
天橋立ビューランドと並び、股のぞきが楽しめる絶景スポットとして人気の公園です。
ここからは天橋立を北側から一望できます。
股のぞきの発祥の地としても有名で、その眺めは天に向かって昇っていく龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれています。
スカイデッキの展望スぺ―スは透明なガラスで囲われているので絶景をご覧いただけます。
また、突起部分の眺望スペースは下が見えるように床面がガラス張りなので開放感抜群ですが、足元から40m下を見通せるので同時にスリルを味わいながら空中散歩をお楽しみください。
展望台にはハート形の願いの鐘もあり、天橋立をバックにカップルで願いをこめて鐘を鳴らすと願いが叶うかも。