瑞鳳殿
(ずいほうでん)瑞鳳殿は、宮城県仙台市にある、伊達政宗が今も眠る廟所です。
伊達政宗の遺言に従い、2代藩主伊達忠宗の命によって1637年に建立されました。
桃山文化らしい豪華絢爛な廟建築は圧巻です。
- [ 所在地 ]
- 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- るーぷる仙台瑞鳳殿前より徒歩約5分
- [ 車でのアクセス ]
- 東北自動車道宮城ICより約15分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり
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本殿
瑞鳳殿本殿には、政宗の遺体が場所に納められているといいます。
本殿を彩る飾り彫刻は、息をのむほどまばゆく、鳳凰や天女、獅子など、豪奢かつ繊細な装飾は圧巻。
本殿の両脇には殉死者供養塔があり、伊達政宗が亡くなった際に殉死した家臣15名と陪臣5名が供養されています。
涅槃門(ねはんもん)
瑞鳳殿の正面門である涅槃門は、樹齢数百年の青森桧葉を用いて再建されたものです。
見どころは透彫で、門の表には麒麟が彫られ、色鮮やかに彩色されています。
麒麟は良い君主が現れると出現すると言われる伝説上の動物であり、建立した2代忠宗が政宗を名君だったと示したかったことが察せられます。
麒麟の後ろには瑞雲という、めでたいことの起こる前兆を示す雲の装飾も見られます。
御供所(ごくうしょ)
再建された御供所は、現在は資料館として使用されています。
伊達家三代の霊屋の発掘調査の記録映像を上映しており、二代藩主・三代藩主の主な副葬品の展示もしています。
容貌像や身長・血液型のデータを見れば、伊達政宗をもっと身近に感じることができることでしょう。