鵜戸神宮

(うどじんぐう)

「鵜戸さん」と親しみを込めて呼ばれる宮崎県南で最も有名な神社です。

 

夫婦円満、安産祈願の御利益があると親しまれています。

 

鵜戸神宮は太平洋に突き出した鵜戸崎岬の先端にある、日向灘に面した神秘的な洞窟の中に入ると、色鮮やかな朱塗りの本殿が現れる珍しい神宮です。

 

周りには一風変わった岩に荒波が打ち寄せており、美しい景色がその神秘さを際立たせています。

 

2017年(平成29年)1013日には一帯が「鵜戸」の名で国の名勝に指定されました。

[  所在地  ]
宮崎県日南市大字宮浦3232
[  電車、バスでのアクセス  ]
宮崎空港からバスで60分 鵜戸神宮 にて降車 徒歩10分
JR日南線 伊比井 駅・油津駅からバスで20分 鵜戸神宮 にて降車 徒歩10分
[  車でのアクセス  ]
宮崎自動車道 宮崎ICから50分
宮崎自動車道 田野ICから45分
[  駐車場  ]
無料駐車場あり
  • おすすめのシーズン

    おすすめのシーズンは春です。

     

    毎年3月には「シャンシャン馬道中唄全国大会」が開催されます。

     

    シャンシャン馬とは、美しく飾った馬に花嫁を乗せ、花婿が手綱を引いくと、馬についた鈴が「シャンシャン」と鳴ったことに由来しています。

     

    宮崎では大正の初め頃まで、結婚すると鵜戸神宮へお参りする風習があり、新婚夫婦は手甲脚絆にわらじ履きという旅姿で、七浦七峠を越えてお参りしたと言われています。

     

    また、春秋の縁日祭では、鵜戸神宮の神官によって、毎年交互に舞われる独特の衣装と面が印象的な2種類の舞楽である「蘭陵王(らんりょうおう)」と「納曽利(なそり)」がが1年ごとに交替で披露されます。

    鵜戸神宮の見どころ

    「撫でウサギ」

     

    鵜戸神宮ゆかりのウサギの像を撫でると、病気平癒や開運、飛翔などの願い事が叶うと言われています。

     

    鵜戸神宮の神使は「ウサギ」です。鵜戸神宮の「鵜」が「卯」から「兎」へと転じたとも言われており、毎月最初の卯の日は縁日祭が行われています。

     

    「運玉投げ」

     

    1954年までは素焼きの玉ではなくお金を投げ入れていたと言われています。

     

    どこから投げ入れてもOKですが、亀石までの距離が近い方が良いかもしれません。

     

    男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれています。

     

    枡形の穴に入った運玉は毎日回収されており、そのご利益のある運玉を使った「運玉お守り」もあります。

     

    「お乳岩」

     

    豊玉姫が息子のことを思って、自分の乳房を岩につけたとされ、今も岩清水が滴り続けています。

     

    お乳岩から少し離れて「お乳水」が取れるところがあり、「おちちあめ」に使われています。

     

    妊婦がこのあめを食べると母乳がよく出て、赤ちゃんが健やかに成長するという言い伝えから、産後のお宮参りでお守りとして購入していく親子の姿も見られます。