生駒高原
(いこまこうげん)霧島山の麓に広がる広大な高原「生駒高原」。
秋のコスモスが有名ですが、春の菜の花や夏のポピーなどが咲き誇り、四季折々に高原を彩ります。
霧島連山を背景に、眼下には西諸盆地の田園風景が広がる大自然のパノラマの中で美しい花々を楽しめるため、カメラに収めておきたい絶景写真スポットとして全国的に知られています。
- [ 所在地 ]
- 宮崎県小林市南西方8565
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR小林駅よりバスで約45分
- [ 車でのアクセス ]
- 宮崎自動車道小林ICより約10分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり
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コスモスのじゅうたん
16万平方メートルもの広さがある花畑を彩る花の中でも、特におすすめなのが、100万本のコスモスが咲き誇る秋。
9月末から10月の下旬にかけてベストシーズンを迎え、赤やピンク、白といった色とりどりのコスモスが咲き乱れます。
おすすめの時間は、夕暮れ時。
西日に照らされるコスモス畑は秋のセンチメンタルな雰囲気が漂い、昼間とは全く違うコスモス畑の印象です。
花のリレー
コスモスが咲く秋以外にも、生駒高原では四季折々の花が楽しめます。
春の到来は、約35万本の菜の花からスタート。
4月になるとオレンジ色のカリフォルニアポピーが咲き、初夏には黄色、ピンク、白と鮮やかなカラフルなアイスランドポピー、本格的になると、アメリカフヨウ」という、ハイビスカスに似た大きな花が大輪を咲かせます。
これらの他にも、春のパンジーや初夏のサルスベリ(百日紅)とサルビア、夏場のひまわり、キバナコスモスなど、花が尽きることがありません。
富士山にも見える雄大な山
生駒高原から南の方角に見える夷守岳(ひなもりだけ)は、標高1344メートルの火山。
4万年ほど前に大崩壊した後、すぐに活動を再開し、短期間で現在の姿が形づくられたと考えられています。
山麓から見上げると裾野を広げた雄大な山容で、「生駒富士」とも呼ばれていますが、その姿を見るスポットとしても生駒高原はおすすめです。