若草山
(わかくさやま)山全体が芝生でおおわれた若草山は三つの笠を重ねたように見える姿から「三笠山」とも呼ばれています。
標高342m・面積33haの芝生に覆われた山で、毎年1月にある山焼きが有名です。
春の桜、秋の紅葉とススキなど四季折々の自然が魅力です。
あちらこちらに鹿がおり、のんびりと暮らしています。
毎年1月第4土曜日には奈良の早春を告げる伝統行事、山焼きが行われ、大花火に続いて冬の夜空を鮮やかな光で染め上げます。
- [ 所在地 ]
- 奈良県奈良市雑司町469
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR奈良駅・近鉄奈良駅からバスで7分 大仏殿春日大社前 下車 徒歩12分
- [ 車でのアクセス ]
- 新若草山ドライブウェイを経て若草山頂駐車場から徒歩5分
- [ 駐車場 ]
- 無料駐車場あり
-
おすすめのシーズン
若草山の山焼きがある、冬がおすすめです。
1月の第4土曜日に開催されます。
若草山で行われる冬の代表的行事です。
春日大社・興福寺・東大寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊、さらには奈良全体の防火、世界の人々の平安をお祈りします。
冬の古都の夜空を赤々と染め上げ、山が浮かび上がるさまは壮観です。
また、若草山からの夜景も
奈良の鹿
奈良にはたくさんの鹿がおり、奈良のシンボルとして全国的に認知されています。
なぜたくさんの鹿がいるのかは、春日大社の歴史にあります。
春日大社の祭神である武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は鹿島神社(茨城県)から神鹿に乗ってってやってきたと伝わるため、鹿は神の使いとして古くから手厚く保護されてきました。
現在も奈良の鹿は天然記念物として大切に保護されています。
また、奈良公園の鹿は野生動物であるため、自分たちでエサを見つけます。
食性は1年を通じて、芝、ススキ、他のイネ科やカヤツリグサ科の植物が占め、食性の内容によって奈良公園の平坦地に生活する「公園ジカ」と「若草山のシカ」の2タイプに分けられます。
両タイプ共、芝を最も重要なエサとしているため、若草山や春日大社などに芝に強く依存する点で、他地域の野生の日本ジカと大きく異なります。