九重“夢”大吊橋

(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)
九重“夢”大吊橋

鳴子川渓谷の標高777mの地点に架かる九重“夢”大吊橋は、歩道専用として日本一の高さを誇る吊橋です。

 

国や県の補助金なしで架けられた橋の「九重“夢”大吊橋」という名称は、一般応募により5890点の中より選ばれて命名されいます。

 

「深い谷の奥深くにあって、鳥しか見ることが叶わない絶景を、空から眺めてみたい」「観光の目玉を作って、過疎化と少子高齢化で衰退しつつある現状を何とか打開したい」という地元の人々の夢が、吊橋に込められています。

 

橋の上からは日本の滝百選に選ばれた滝や、紅葉で有名な九酔渓・くじゅう連山の壮大な景観を眺めることができます。

[  所在地  ]
大分県玖珠郡九重町田野1208
[  電車、バスでのアクセス  ]
JR久大本線豊後中村駅よりバスで約25分
[  車でのアクセス  ]
大分自動車道九重ICより約30分
  • 高さ日本一

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    九重”夢”大吊橋は歩道専用としては日本一の高さで、その高さは173m、長さ390m、幅1.5mに及びます。

     

    大人が1800人乗っても耐えられる設計になっているため、多少はぐらぐらするものの、安心して渡れるようになっています。

     

    また、途中に橋下が観れるアクリルの窓があるため、ここから橋の高さを感じることができます。

    2つの滝

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    吊橋からは2本の滝を眺めることができますが、この2本の滝は、雄滝(落差83m)、雌滝(落差93m)と呼ばれていて、このうち雄滝は「日本の滝100選」にも選出されています。

     

    別名を「震動の滝」といいますが、水量の多い時は周囲を震動させるほどの迫力があることから名づけられました。

     

    100m級の滝が一度に2本も見られる場所は数少なく、大変貴重です。

     

    秋の紅葉の名所としても有名なため、橋からは、赤や黄に色づいた岸壁の間を流れる雄滝と雌滝の両方を眺めることができます。

    九酔渓の紅葉

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    吊橋がある九酔渓(きゅうすいけい)は、カエデ、ハゼ、イチョウが、春~夏には新緑、秋には紅葉に染まることで有名で、秋の紅葉はとりわけ美しいと名高いスポットです。

     

    天気の良い日にはくじゅう連山を見晴らすことができますが、くじゅう連山は「九州の屋根」とも称されており、秋には山肌が燃えるような赤や黄に彩られます。