稲佐の浜

(いなさのはま)

出雲大社の西約1kmにある海岸で「国譲り」神話や「国引き」神話ゆかりの舞台として有名な浜です。

 

浜辺の奥には大国主大神が国譲りの交渉をしたという屏風岩があり、海岸の南には、国引きの時に島を結ぶ綱になったと言われている長浜海岸が続いています。

 

旧暦の10月10日には、全国の八百万の神々がこの浜から出雲へ上陸すると伝えられており、今なお神迎えの神事が行われるパワースポットの一つです。

 

また、白い砂浜は南へ向かって美しい弧を描いて長く伸び、日本の渚百選にも選ばれています。

 

稲佐の浜には一際目立つ弁天島という丸い島があり、そのシルエットに夕日が沈む風景は素晴らしく「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも登録されています。

[  所在地  ]
島根県出雲市大社町杵築北2711
[  電車、バスでのアクセス  ]
JR出雲市駅からバスで稲佐の浜 下車すぐ
一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩15分
出雲大社から徒歩15分
[  車でのアクセス  ]
出雲大社から3分
[  駐車場  ]
無料駐車場あり
  • 出雲大社のおすすめのシーズン

    出雲大社と同様に11月がおすすめです。

     

    「神在月(かみありづき・11月)」には日本中の神様が出雲に集まり、その上陸地が稲佐の浜と言われております。

     

    旧暦の1010日~17日前後にあたる11月上旬は「出雲大社」だけでなく、出雲市・松江市の由緒ある神社全体で「神迎祭」「神在祭」などの厳かな神事が行われ、稲佐の浜が舞台になるため、パワーを求めて訪れてみるのをおすすめします。

    弁天島

    稲佐の浜を見渡した時に、「弁天島」という一際目立つ大きな岩があります。

     

    かつては海の中にあったことから、その名の通りと呼ばれていました。

     

    実際に1965年頃までは、臨時で架けた木橋を使わなければ弁天島に渡れなかったと伝えられています。

     

    しかし、潮流の変化や川の環境の変化により、次第に島の周りに砂がたまるようになり、今では浜と陸続きになっています。

     

    周囲の環境は変わったものの、景観の美しさは昔と変わらず、人気のパワースポットとなっています。