大浜海岸
(おおはまかいがん)大浜海岸は、徳島県県南の美しいリアス式の海岸が続くなかにある白砂が美しい穏やかな砂浜で「日本の渚百選」にも選定されています。
海辺の散歩や写真を撮る人々に人気の海岸は、NHK連続テレビ小説『ウェルかめ』(平成21年〜平成22年放送)の舞台となった観光スポットでもあります。
アカウミガメが上陸、産卵することで有名で、「大浜海岸のウミガメおよび産卵地」は、国の天然記念物にも指定されており、近くには、世界でも珍しいウミガメ専門の博物館である「日和佐うみがめ博物館カレッタ」があります。
- [ 所在地 ]
- 徳島県海部郡美波町日和佐浦374-4
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR牟岐線日和佐駅より徒歩約20分
- [ 車でのアクセス ]
- 徳島自動車道ICより約100分
- [ 駐車場 ]
- うみがめ博物館カレッタ横駐車場利用(有料)
-
ウミガメの産卵浜
日本でウミガメが上陸・産卵する海岸は小笠原など10ヶ所ほどありますが、そのうちのひとつが大浜海岸です。
ウミガメの上陸に必要なキレイな浜の環境を維持するため、常に地元の人たちによって清掃されていて、その努力もあり毎年5月中旬から8月中旬にかけて、主に日が沈んで暗くなってから産卵するウミガメの様子を見ることができます。
そのため、ウミガメの保護により海水浴などの遊泳はできず、ウミガメが訪れる期間は砂浜及び周辺の道路にも規制がかかります。
見学の際は美波町の保護監視員の指示に従ってください。
もし、産卵が見られなくても、ウミガメが上陸した足跡の痕跡が見られる場合もあります。
えびす洞
大浜海岸の片隅に、「えびす洞」と呼ばれるひと際目立つ巨大な岩山があります。
海岸に打ち寄せる波によって岩山が浸食され、直径30m、幅32m、奥行き40mの大きな海触洞ができています。
岩山をぐるりと巡る遊歩道が整備されていて、山上には展望台があり、大浜海岸から遠くの太平洋までを遥かに見渡せます。
日和佐うみがめ博物館カレッタ
大浜海岸のすぐ前には、たくさんのウミガメと出会える、全国でも珍しいウミガメ専門の博物館「日和佐うみがめ博物館カレッタ」があります。
カメの生態や進化を資料で学べるほか、0~3歳のかわいいカメが泳ぐ「子ガメ水槽」や、珍しいウミガメが泳ぐ「ただよううみがめ館」があったり、また、「大ガメプール」ではおやつをあげたりするなどの貴重な体験もできることから、子供たちだけでなく、大人やカップルにも人気です。
屋外には人工ふ化場があり、子ガメの人工ふ化にも取り組んでいます。
大浜海岸展望フロアからは、一面に広がる大浜海岸を展望することができます。