国定公園 雨晴海岸
(こくていこうえん あまはらしかいがん)万葉の歌人、大伴家持の歌に詠まれ愛された風景。
雨晴海岸は、能登半島国定公園に位置づけられ、自然に恵まれた風光明媚な地域です。
岩礁、白い砂浜、青松がつづく景勝地で、浜から眺める岩礁と3000メートル級の立山連峰の雄大な眺めは、四季それぞれに変化しを楽しむことができます。
雨晴海岸から氷見市の松田枝までの長浜は、「白砂青松百選」、「日本の渚百選」、「日本の水浴場88選」に選ばれていて、また、松尾芭蕉もこの景色を『おくのほそ道』に詠んでいることから、「おくのほそ道の風景地」として名勝に指定されています。
- [ 所在地 ]
- 富山県高岡市太田
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR氷見線 雨晴駅から徒歩約5分
- [ 車でのアクセス ]
- 能越自動車道 高岡北ICから約15分
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おすすめのシーズン
季節、時間帯によっても顔色を変えてくれるので、いつ見ても飽きることのない楽しみがあります。
立山連峰の雪景色が楽しめる時期としては、11月~6月頃ですが、澄んだ空気によって、より絶景を味わうには、11月~3月のよく晴れた日がおすすめです。
海越しに望む立山連峰
能登半島国定公園の雨晴海岸から、海越しに3,000メートル級の山々の雄姿を望めます。
雨晴海岸からの景色は、海抜0メートル付近から見られるこということになりますので、まるで、「氷見沖の向こうに浮かぶ立山連峰」のような雄大なパノラマ風景を見ることができます。
特に雪の積もった立山連峰と富山湾の雄大な眺めは、まさに絶景です。
義経岩
文治年間(1187年)に、源義経と弁慶が兄頼朝から追われて、山伏姿に身をかわし奥州へ落ち延びる途中、にわか雨が降ったので、弁慶が岩を持ち上げ、雨が晴れるのを待ったという伝説があります。
弁慶が持上げたと言われるこの岩石は、上代の古墳の石槨という説もあり、昔は古墳でしたが、波が上の部分を侵食し石槨だけが残ったものと言われています。
絶景・けあらし
「けあらし」とは、晩秋から冬の穏やかに晴れた朝に見られる、冷えた空気が山から流れてきて海の暖かい空気と合わさり霧が起きる現象で、冬の季語でもあり、多くの俳人にも詠まれてきました。
朝日が周りを黄金色の光で包み込みより幻想的な絶景が楽しめます。
特に元旦には、初日の出を見るために多くの人が集まります。