友ヶ島
(ともがしま)友ヶ島は和歌山市加太と淡路島のちょうど中間に位置する無人島群です。
沖ノ島、地ノ島、虎島、神島という4つの小さな島の総称で、中でも沖ノ島は明治時代から第2次世界大戦まで旧日本軍の要塞施設として使われていました。
今もなお島内には当時の面影を残す砲台や防備衛所の跡など廃墟が数多く点在しています。
また、廃墟と自然が溶け合いジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のような神秘的な雰囲気が堪能できるということでも有名で、たくさんの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
瀬戸内海国立公園にも指定され、キャンプや釣りなどのアウトドアを楽しむことも出来ます。
- [ 所在地 ]
- 和歌山県和歌山市加太
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- 加太駅から加太港まで徒歩約20分、加太港から加太港発友ヶ島汽船で約20分
- [ 車でのアクセス ]
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泉南IC・和歌山北IC(大阪方面からのみ)から加太港まで約45分、加太港から加太港発友ヶ島汽船で約20分
和歌山ICから加太港まで約45分、加太港から加太港発友ヶ島汽船で約20分
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まるでジブリの世界「第3砲台跡」
島内のメインスポット第3砲台跡。
第3砲台は友ヶ島の最主力砲台として建設され、紀淡海峡防備のための主要な施設だったとされています。
弾薬支庫や看守衛舎の跡など、要塞として使われていた当時の面影が色濃く残されています。
赤レンガの塀で囲われた丸い砲座跡は生い茂る草木で覆われ、人工物と自然との調和は神秘的でありまた幻想的な雰囲気を醸し出しています。
異世界に迷い込んでしまったかのような不思議な感覚に陥るでしょう。
その他の見どころ
沖ノ島には、第3砲台跡の他に同様の砲座跡が計4カ所残されており、第2砲台跡は第3砲台跡とは打って変わって海に面した高台に座しています。
海に面しているので開放感があり、空と海と砲台跡のコントラストが印象的です。
また、登録有形文化財(建造物)の友ヶ島灯台は石造りの洋式灯台で現在も稼働しています。
さまざまな廃墟群や施設跡だけでなく、広大な海が広がる美しい景観も見どころなので島内を自由に散策してみましょう。
豊かな自然の中でアウトドア
大自然溢れる島内では2カ所のキャンプ場があり、テントを設置することが出来ます。
海にも囲まれているので釣りを楽しんだり、時間を忘れてゆったりとしたひと時を過ごすのもよいでしょう。
豊かな自然と廃墟が生み出す神秘的な空間の中で、異世界に来た様な非日常感を満喫できます。
※新型コロナウイルス感染症拡散防止のため、令和3年4月26日から当面の間、島内でのキャンプ、バーベキュー及びたき火は禁止となっています。