須佐ホルンフェルス
須佐地域のシンボルであり大自然の造形美
日本海の荒波を受けながら、海底からくっきりとストライプに浮かびあがる地層。
その美しい姿は、古代から海上の道標・ランドマークとして親しまれてきました。
山口県を代表する観光地として、毎年多くの観光客で賑わいます。
- [ 所在地 ]
- 山口県萩市須佐高山北海岸
- [ 電車、バスでのアクセス ]
- JR山陰本線須佐駅よりタクシーで約10分
- [ 車でのアクセス ]
- 中国自動車道美祢東JCTから約20分
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須佐ホルンフェルスの歴史
「ホルンフェルス」とは、砂岩や頁岩層からなる須佐層群が堆積したあと、約1,500万年前にその層に高温のマグマが入り、その際の熱により変成岩に変化したものです。
割ると角張った形で割れることからドイツ語の角石の意味で、ホルンフェルス(horn fels)と言われています。
灰白色と黒色の縞模様をなす雄大な様子は、国指定の天然記念物及び名勝である景勝地・須佐湾の内でも最たるもので「日本の地質百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」に選ばれています。
須佐湾ジオクルージング
毎年4月下旬~10月末にかけて「須佐湾遊覧船」が運航されています。
発着場の須佐漁港(JR須佐駅前から海側に200m)から、現役漁師が操縦する漁船や瀬渡し船に乗り、所要時間約60分のクルージングで海上から雄大なホルンフェルスを眺めることができます。
船はすべて小型船で、定員は10~11人と船によって異なり、景勝ポイントでは停船したり、海蝕洞では船先を入れて壮大な自然の迫力を体感することができます。
つわぶきの館
須佐ホルンフェルス横駐車場内には須佐ホルンフェルスの休憩所として、地元特産品販売や観光情報を得られるお店があります。
この周辺は、海岸近くの岩場などに生える多年草で、初冬に黄色い花を咲かせる「つわぶき」が多く自生している事から「つわぶきの館」と呼ばれています。
ホルンフェルス遊歩道へはこの駐車場の利用が便利です。